ピアノの譜読みと初見試奏が早くなる!上達のキーワードは【○○○○】

音の名前(ドレミ)は覚えたけれど、楽譜になると分かりにくい・・・

よく知っているや聴いたことのある曲は弾けるけれど、耳から聴いたことがない曲は弾けない・・・

新しい曲を譜読みするのにとにかく時間がかかる・・・

 

ピアノのレッスンで楽譜の読み方を習ったばかりの方から、音楽を専門に学んでいる方まで、どんなレベルにおいても、譜読みや初見試奏 (初めて見た楽譜を弾いたり歌ったりすること) に苦手意識を持つ方は少なくありません。

念の為先に触れておきますが、譜読みの段階でまだ音源を聴くな、と言いたいわけではありませんし (良い演奏はどんどん聴きましょう)、楽譜が読めないと何も弾けない、というわけでもありません。
ただ、楽譜をすらすら読めるようになると、一曲を完成させるだけにとどまることなく、色々な曲を楽譜を見て演奏することが出来るようになります。

いくつもの弾いてみたかった曲をなんとなく弾けるようになったり、突然伴奏を頼まれてもさらっと弾けるようになったら・・・と想像するとわくわくしますよね。

 

今回は、ピアノの譜読みが早くできるようになるとっておきのキーワードをひとつご紹介します。
音の名前と順番(ド→レ→ミ→etc) を知っていれば、譜読みや初見試奏に苦手意識を持っている幅広いレベルの方に応用できるポイントなので、ぜひご一読ください。

 

キーワードは「パターン」

譜読み上達は楽譜のパターンを把握する

早速答えが出ました。譜読みと初見試奏が早くできるようになるためのキーワードは【パターン】です。

ほとんど全ての音楽は、リズム・メロディー・ハーモニーなど音楽の構成要素の繰り返しによって成り立っています。
何がどこで繰り返されているのかというパターンを見つけて把握できるようになると、いちいち全ての音を一つずつ読む必要がなくなるので、読譜力が飛躍的に向上します

また、このパターンを把握しておくことで、いつも曲の最初から通して弾くのではなく、狙った部分を練習するための部分練習を行いやすくなります。
部分練習は、集中力が限られている小さなお子さんだけでなく、時間をなるべく効率的に使いたい大人の方にもとても良い練習方法です。
さらに、発表会など人前で演奏するときに緊張して「あれ、この続きは何だったっけ?」と記憶が飛びそうになった時の対処法としてもとても有効です。

 

「きらきら星」

ここで「きらきら星」を例に挙げながら、具体的にパターンについて説明します。

きらきら星

「きらきらひかるー」や「Twinkle Twinkle Little Star」また「ABCDEFG…」など、世界中で歌われている曲ですね。

改めて楽譜を見ると、12小節のメロディーの中で繰り返されているフレーズを発見できます。

きらきら星を分析

全く同じフレーズが繰り返されている場所に、1.黄色い四角 と 2. 青い丸 で印をつけました。
このようなパターンに注目すると、この歌は2パターンの繰り返しで出来ていることがわかります。

 

「ぶんぶんぶん」

もう一つ、「ぶんぶんぶん」を例に挙げます。この曲も同じように印をつけてみましょう。

ぶんぶんぶん

日本では「ぶんぶんぶん はちがとぶ」という歌詞で有名なこの曲は、元々はドイツ語で「Summ Summ Summ, Bienchen summ herum」という歌詞です。ドイツ語圏の子供達もみんな知っています。

これも、先ほどの「きらきら星」と同じで、2パターンの繰り返しで出来ていることがわかります。

しかも、黄色い四角→青い丸が2つ→黄色い四角 という並び順も同じですね。

特に音楽専門の方は、三部形式という名前を聞いたことがあると思います。
この「きらきら星」も「ぶんぶんぶん」もまさにこれです。黄色→青→黄色の「三つの部分」から成り立っているから「三部」形式。
至ってシンプルな名前ですが、ハイドン、モーツァルトやベートーベンなどのウィーン古典派で有名なソナタ形式もまさにこの三部形式の一つです。三部分ではなくもっと増えたら「ロンド形式」、逆に二部分しか無ければ「二部形式」と呼ばれます。

曲が長く、また複雑になるほど、このざっくりとした曲の形式が頭に入っているか否かで楽曲を把握するスピードや弾けるようになるスピードが大きく変わります。

 

実は「パターン」同士も似ている

2つのパターンが繰り返されて1つの曲が出来ている、とご紹介しましたが、実はこのパターン同士も結構共通点があることが多いです。

曲のレベル別に例を挙げて見てみましょう。

 

初心者レベル: 「きらきら星」と「ぶんぶんぶん」

先ほどの「きらきら星」と「ぶんぶんぶん」に出てきた2パターンをさらに細かく見てみます。

まず「きらきら星」の黄色い四角の後半部分と青色の丸い部分を比べます。

きらきら星とぶんぶんぶんの比較

お気づきでしょうか。
黄色のパターンを全部1音高くすると青色のパターンになります。
そう考えると、この2パターンはお互いに非常に似ていますね。

 

「ぶんぶんぶん」はどうでしょうか。

楽譜のパターンを比較する

それぞれのパターンの一部が同じです。さらに言えば、青色パターンの前半部分は、同色パターンの後半部分=黄色パターンの一部を全部1音高くしたものですね。

 

上級者レベル: ラフマニノフ/コレルリの主題による変奏曲 Op.42より 第10変奏

曲が複雑になっても、パターンを把握できると理解しやすくなる例を挙げます。

ピアノのリサイタル等で人気のレパートリー、ラフマニノフ作曲「コレルリの主題による変奏曲」を見てみましょう。
楽譜はIMSLPで見つけました。

まずは1ページ目を見てください。

ラフマニノフコレルリの主題による変奏曲の分析

パッと見た時に、まず四角く囲われて色がついているところが目につくでしょうか。
色は違いますが、四角く囲んであるところは全て同じパターンです。
リズムやメロディーが同じパターンのところを全て太線で四角く囲いました。リズムやメロディーは同じですが、和音/和声が違うので、和声ごとにピンク・青・黄色・緑の4色に分けています。

ところで、色がついていない「アウフタクト(半音階)」と書いてある箇所を見つけてください。
4色で四角く囲ってある箇所の間に挟まれています。見つけられましたか?

 

「アウフタクト(半音階)」を見つけられたら、2ページ目に進みます。

ラフマニノフ/コレルリの主題による変奏曲の分析

これが2ページ目です。

1ページ目と比べて、2ページ目はほとんど赤 (新しい色) ですね。1ページ目にたくさん出てきた青色が、この2ページ目の最後にちょっとだけ出てきます。

2ページ目のこの赤色の箇所は全て半音階です。つまり、先ほど1ページ目で確認した、色がついていなかった箇所=「アウフタクト(半音階)」と同じです。2ページ目のメインになるこのパターンが1ページ目で既にちょっとほのめかされていたわけです。物語で伏線を回収するようなイメージですね。

ちなみに、割愛しましたが、この第10変奏はこの後1ページ目で繰り返されたパターンが出てきて終了です。

なので、仮に、1ページ目で頻出する太枠のパターンを[A]2ページ目で頻出する半音階のパターンを[B]とすると、この曲は[A-B-A]という形で出来ていることがわかります。ここから分かるように、ざっくり言えば、この曲も、前述の「きらきら星」や「ぶんぶんぶん」と同じ三部形式です。

以上を踏まえた上で第10変奏を演奏しました。
少し音が割れてしまいましたが、参考までにこちらから聞けます↓

 

総括: 曲の「地図」を持って、譜読みや初見に取りかかろう

行ったことのない場所、土地勘の無い場所を訪ねた時、Google地図は欠かせませんよね。
Google地図が使えなかったら、その土地の観光インフォメーションで地図を手に入れたいと思うはずです。

地図があれば、何がどこにあるのか俯瞰することもできるし、無事目的地にたどり着くこともできます。
何もわからないで歩き出してしまうと、よほど方向感覚が鋭くない限り迷うし、道を覚えることも不可能ですよね。

新しい曲の譜読みをしたり、初見試奏をしようとするときに、曲のパターンを把握しようとすることは、その曲の地図を手に入れようとすることと同じです。

最初の一歩は「なんとなく見た目が似ている」を見つけることです。

音楽の地図を片手に、楽しいピアノ練習が出来ますように!

 

当教室【杉並ピアノサロン】の様子はこちら♪

ピアノの練習方法

2021.6.14

アメリカ発の大人気ピアノ教本『はじめてのピアノアドヴェンチャー』はこんな子供に向いている

今回は、近年ピアノレッスンの教本として人気が高い『ピアノ·アドヴェンチャー』シリーズの中から、4歳〜6歳の幼児向けシリーズはじめてのピアノ·アドヴェンチャーについてご紹介します。

当ピアノ教室【杉並ピアノサロン】でも、ご希望の方にこのピアノ・アドヴェンチャーシリーズを使用したレッスンを行っています。
杉並ピアノサロンのピアノレッスンについてはこちら

 

まず、このピアノ・アドヴェンチャーシリーズがどんなピアノ教本なのかざっくりとご紹介してから、特にどんなお子さんに向いているのか、またどんなピアノの先生にとって使用しやすいのかについて考えたいと思います。

 

『ピアノ・アドヴェンチャー』シリーズ



『ピアノアドヴェンチャー』は、アメリカ出身のナンシー・フェイバー、ランディー・フェイバー夫妻によって作られたピアノ教本です。このご夫妻は、お二人とも、作曲・ピアノ演奏・ピアノ教育という幅広い領域で活躍されています。
ピアノ・アドヴェンチャーは、発売されてから、英語はもとより、スペイン語、ドイツ語、オランダ語、中国語など多くの言語に翻訳されて世界中のピアノレッスンで使用されています。もちろん日本語もあります→日本語版ピアノ・アドヴェンチャーの公式サイトはこちら(外部リンクへ飛びます)

 

シリーズの種類と対象年齢

ピアノ・アドヴェンチャーには、大まかに分けると、未就学の幼児向けシリーズはじめてのピアノ·アドヴェンチャー』と、小学生以上を対象としたベーシック・シリーズピアノ·アドヴェンチャー』の2つのシリーズがあります (それぞれのシリーズ内で、レベルA, B, C、またレベル1. 2. 3といったように、さらに細かくレベル分けされています)。また、英語版では大人用のオール・イン・ワン・ピアノ教本も発売されているのですが、日本語版は(まだ)取り扱いがないので、ここでは割愛します。

さらに、クリスマスシーズンにぴったりの曲だけを集めた楽譜や、レベル別にアレンジされたディズニー曲集なども発売しています(上から順番に、ピアノレッスンを始めて1年くらいの小さなお子さん向け、ピアノレッスンを始めて2年位のお子さん向け、ピアノレッスンを始めて4年以上の方向けのレベル)。

シリーズの指導理論

ピアノ・アドヴェンチャーの公式ホームページを読むと、指導理論について以下のように記載されています。

指導理論は、フェイバー夫妻の提唱する『ACE:分析(Analysis)、創造(Creativity )、表現(Expression)』に基づいています。分析は理解に、創造は自己発見につながり、表現することは子供たちの芸術性を育てます。(ピアノ・アドヴェンチャー日本語版オフィシャルページ (Piano Adventures)より抜粋)

つまり、幼児期の最初のレッスンから、「(音楽を) 読む・聴く・書く・弾く」を通してピアノ演奏について多角的に学びながら総合的な音楽のちからを養うことを目的に作成されたピアノ教本だ、ということです。

 

幼児向けシリーズ「はじめてのピアノ・アドヴェンチャー」

ピアノ教本はじめてのピアノアドベンチャー

4歳から6歳の幼児を対象にした「はじめてのピアノ・アドヴェンチャー」シリーズは、A, B, Cの3つのレベルに分かれています。

  • Aレベル: ピアノという楽器に親しむことを目的とした一冊。音の強弱・長短・高低を弾き/聴き比べたり、五線譜を使わずに書かれた曲を弾いたりする。ストーリーに沿うように、または指番号を使いながら作曲体験をさせるところが特徴的。
  • Bレベル: 楽譜(五線譜)を読みながらピアノを弾く練習を段階的に始める。メロディーのパターンを把握を促しながら楽譜を読む練習を重ねることで読譜力の基礎を養うところが特徴的。
  • Cレベル: AレベルとBレベルで培った読譜力や楽典の知識をさらに深めていく練習。Bレベルの時には順次進行(隣同士の音を弾く)が主だったのに比べ、Cレベルでは跳躍進行(音と音の距離が離れている)が増えてくる。

各レベルには、曲が中心の「レッスンブック」と、自分で文字や絵を描き込むワークブック形式の「ライティングブック」があります。レッスンブックには付属CDが付いており、賑やかな伴奏や歌声を聴きながら掲載されている全ての曲を練習できるような仕組みになっています。また、この付属音源は、iPhoneやiPadなどのiOSであればアプリを無料でダウンロードすることも可能です。

「はじめてのピアノ・アドヴェンチャー」の3つの特徴

前項でも少し触れましたが、「はじめてのピアノ・アドヴェンチャー」の大きな特徴を以下の3点にまとめました。

 

作曲体験や自由演奏をさせる

はじめてのピアノアドベンチャーの使用法

一番初めのAレベルから、楽譜を読んでその通りに弾く代わりに、ストーリーまたは1枚のイラストに合うような自由演奏を促すことが要所で出てきます。
例えば、Aレベルでは、親子の象が歩いているイラストを見て、フォルテで弾くのか/ピアノで弾くのか、高い音で弾くのか/低い音で弾くのか、速く弾くのか/ゆっくり弾くのか、お子さんご自身に試していただきます。
これがBレベルになると、先生はブギやワルツなどの伴奏を弾き、お子さんはそれに合わせていろいろな高さのドだけ弾いたり、ドレミだけを弾いたりします。
さらにCレベルになると、「ドのスケール(ドレミファソ)」や「ソのスケール(ソラシドレ)」を指定のリズムに合わせて書きながら自分だけのメロディーを作曲します。

このように、段階を踏みながら自分で音楽を(メロディーを)作ってみる、という体験をできるところが「初めてのピアノ・アドヴェンチャー」シリーズの大きな特徴です。

 

曲のパターンを把握させながら読譜力を養う

譜読みの上達はパターン把握がポイント

ほとんど全ての音楽は、リズム・メロディーなど音楽の構成要素の繰り返しによって成り立っています。
何がどこで繰り返されているのかというパターンを、視覚または聴覚から(または両方から)把握できるようになると、いちいち全ての音を一つずつ読む必要がなくなるので、読譜力と音楽への理解力が飛躍的に向上します
「ピアノ・アドヴェンチャー」シリーズでは、幼児期のBレベルからこのパターン把握の練習に取り掛かります。
最初は、4小節の短いメロディーの中で繰り返されている小節を発見する、というところからスタートします。このステップを何度も繰り返すことで、次第に曲のパターンを把握することに慣れ、譜読みのスピードが上がったり、ハ長調で書いてある曲をト長調へパッと移調できるようになったりします。

 

付属音源の再生スピードを変えられる

前述しましたが、全てのレベルのレッスンブックには付属CDが付いており、賑やかな伴奏や歌声を聴きながら掲載されている全ての曲を練習できるような仕組みになっています。また、この付属音源は、iPhoneやiPadなどのiOSであれば無料でダウンロードすることも可能です。
このiOSバージョンに限られた話なのですが、アプリで付属音源の再生スピードを1〜150%まで変えることができます。つまり、非常に遅く再生しながら練習することも、標準の速さで再生しながら完成した時の雰囲気を掴むことも、非常に速く再生しながら楽しむこともできるのです。
これは、まだメトロノームに合わせて練習ができないお子さんがテンポ感やリズム感を身につけるためにとても効果的な方法だと思います。
また、収録されている伴奏や歌声が複数の人数によるもので賑やかなので、誰かと一緒に演奏している、という感覚を持って飽きずに練習できるのも魅力的です。

 

総括:「ピアノ・アドヴェンチャー」はこんなお子さんと先生に向いている

はじめてのピアノアドベンチャーで笑顔のピアノレッスン

「ピアノ・アドヴェンチャー」が何を目的に作成されたシリーズなのか、また対象年齢とシリーズの特徴について見てきました。

このシリーズの良いところは、ピアノの先生とピアノレッスン中に連弾しながら楽しんだり、新しい音楽の知識を増やしたりするだけでなく、レッスン中に得た体験や知識を元にして自らいろいろな音を出したり、曲を作ったり、自分なりに工夫して音楽を多角的に経験することができる点です。

ですので、ピアノという楽器に興味があって親しんでみたい、ピアノでどんな音が出せるのか自分で色々チャレンジしてみたい、元々お話を考えたり絵を描いたりするのが好きで、音を出すことにも興味が出てきた、というお子さんに特に向いていると思います。

逆に、新しいことへチャレンジすることに抵抗があったり、 アイディアを応用することが嫌いだったり、先生から言われた指示だけをこなしたいお子さんには向いていないかもしれません。

ピアノの先生にとっても同じことです。

生徒さんが、特に小さいお子さんが何か新しいこと、特に創意工夫を求められることにチャレンジするときには、想像がつかないことがたくさん起きます。自分のこれまでの常識を超えるものと対峙したときに一緒に新しい可能性を楽しめる、と思う先生にはお勧めしますが、どうしたら良いかわからないし手に負えない、と思う先生は使用しない方が良いと思います。

ただし、どちらの場合でも、一度ピアノ・アドヴェンチャーの公式ページに掲載されている「レッスン動画」をご覧になることをお勧めします!→ピアノ・アドヴェンチャー日本語版オフィシャルページのレッスン動画はこちら

おすすめのピアノ教本, 導入期のピアノレッスン

2021.6.9

曲を練習するだけがピアノレッスンじゃない!音楽教育学がこれまでのレッスンを変える

一昔前のピアノレッスンといえば、ハノンやバイエル、チェルニーなどの練習曲をひとつずつこなしていくもの、というイメージが強かったのではないでしょうか。
また、残ったレッスン時間で、バッハやショパン、ベートーベンなどが作曲した特定の曲を、作曲家について学んだり一音ずつ譜読みしながら上手に弾けるようになるまで練習して、先生から[合格]と言われたら次の新しい曲を再び一から練習し始める、といったレッスン内容が主流だったと思います。

今の時代のピアノレッスンは、ここから大きく変わってきています。さらにこれからもっと変わっていきます

今のピアノレッスンは、少しずつ、この「ひとつひとつの特定の曲を演奏できるようになる」という視点から「様々な曲を通して『音楽』そのものを学ぶ」という方向へ転換しつつあります。

どういうことかをご説明するため、まず、この変化を支えている、音楽教育学とは何か、について確認したいと思います。

 

音楽教育学とは

ピアノレッスンと音楽教育学

音楽教育自体は、音楽そのものと同じくらい長い歴史があり、すでにエジプトや古代中国、古代ギリシャの時代にもしっかり存在していました。

あまりにも膨大な歴史なのでざっくりと概要だけまとめると、歌や詩そのものと一緒に、「音楽はこのように教える」という教えかたのハウツーも、国や地域ごとに代々伝わり、広がっていきました。

それらが19世紀終わり頃に音楽教育学という学問領域になって体系化されます。

それから今日まで、さらに心理学・社会学・美学・哲学・人類学・医学など他の学問領域とも結びつけられながら、なんのために/何を使って/どのように音楽の知識・理解・経験・専門性を伝えていくべきかについて研究しているのが音楽教育学です。

 

音楽教育学の3つの分野

音楽教育の分野は、大きく分けると下記の3種類があります。

  1. 楽器/声楽のための音楽教育・・・音楽学校や音楽教室などの音楽専門機関でどのような楽器/声楽のレッスンを行うか
  2. 早期/幼児期の音楽教育・・・小学校に上がる前の幼児に、どのように/どのような音楽経験を積ませるか
  3. 学校教育上での音楽教育・・・小学校から高校までの学校カリキュラムの中で、どのように音楽の授業を行うか

このブログを書いている私は、最初の留学先であるオーストリア国立モーツァルテウム音楽大学で、「楽器/声楽のための音楽教育」を専攻していました(楽器専攻はピアノにしていました)。

当ピアノ教室「杉並ピアノサロン」でも、この音楽教育学の「楽器/声楽のための音楽教育」分野の知見に基づいたピアノレッスンを行っています。→杉並ピアノサロンの様子はこちら♪

 

これまでの主なピアノレッスン

「輸入品」としての音楽

輸入されたクラシック音楽

ピアノレッスンというと、弾くのはほぼクラシック・ジャズ・ポップスあたりの西洋で生まれた音楽です。
なので、これらのジャンルの音楽は、世界中のどの国であっても、「これは素晴らしい演奏だ」「これはいまいちな曲だ」というような判断は、基本的には西洋の歴史や文化に規定された美的感覚によって下されます。

 

ここでちょっと思い出していただきたいのですが、明治時代に音楽を含めた西洋文化が日本に大量輸入される前、元々日本でポピュラーだった歌や曲といえば、どんなものを思い浮かべるでしょうか。

琴・尺八・笙・鼓で演奏される音は、コード進行があるわけでもないし、長調や短調のどちらでもないし、色々な楽器が一緒に演奏しているのにオーケストラのように指揮者がいるわけでもなく、「せーの」と一斉にタイミングを合わせて弾き始めたり弾き終わったりするわけでもないですよね。要するに西洋音楽と全然違う音楽です。

この西洋音楽の、「(音もタイミングも) みんなで合わせて行う」という考え方は、国民を一致団結させることや、士気や仕事・学業の効率を上げることを優先的な目標に掲げた日本の教育方針と、奇妙に合致するものでした。そのため、日本での音楽教育自体も他の文化分野と同様に一気に西洋化が推し進められました。

タイミングを揃えたり、より正確な音やリズムで演奏できるようにするための確実な練習方法といったら、やはり練習曲や反復練習に勝るものはありません。

さらに言えば、2000年以降に「ゆとり教育」が始まる前までは、暗記と反復が中心の「詰め込み教育」が教育現場ではメインストリームでしたね。

デュオや室内楽だったら「みんな一緒に、同じタイミングで同じ音を正確に」弾けるようになること、または単独演奏だったら「両手のリズムや音を揃えて正しく」弾けるようになること、またそのために練習曲をたくさんこなしていくことが念頭に置かれたレッスンがほとんどだったのは、このためです。

 

「即興」しなくなったクラシック音楽

正確性が高評価を集めるようになったのは、日本の教育方針だけのせいではありません。

現在でこそ、即興する音楽≒ジャズ と思われていますが、クラシック音楽の分野でも昔は即興演奏がとても盛んに行われていました。
バッハはもちろん、ベートーベンやショパンが即興に長けていたという逸話はたくさん残っています。

ただ、クラシック音楽というジャンルに限った話ですが、いくつかの理由から、即興演奏は現在クラシック音楽の表舞台からほとんど消えつつあります。(この理由については、また他の記事で触れる予定です)。

作曲者が書いた楽譜がどんなに複雑でも、それを正確に音で表現することが評価されるため、ひとつの特定の曲を完璧に演奏できるようになるためのレッスンや練習方法に焦点が置かれていました。

 

守るべき「楽譜」と「教則」の存在

楽譜に忠実に演奏する

決して、楽器の練習や上達のために反復練習は必要ない、と言っているわけではありません。とんでもない、むしろ必須です。
全ての勉強やスポーツ、語学と同じように、一定以上の練習、反復練習、復習を重ねなければ身体や指は動きませんし、頭に一度入っても記憶は定着しませんし、上達もしません。

大体、ピアノの反復練習の権化のような「ハノン」ピアノ教則本が生まれたのも、クラシック音楽の本場ヨーロッパで、「これがピアノレッスンには必須」と考えられていた時代があったからです。

「ハノン」と親しまれているこの教則本は、フランス人作曲家兼ピアノ教師のシャルル=ルイ・アノンによって作られました。正式名称は『60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト』です。
この練習を続けるとヴィルトゥオーゾ、つまりピアノの達人になれます、という題名がついている教則本が目に入ったら、ピアノを上手に弾けるようになりたいと思ったことがある人なら思わず挑戦したくなりますよね。

このハノンで多くの反復演奏をさせる理由は「10本の指を細かく動かす体操」とか「ピアノを弾く体力をつける手の運動」ということもありますが、何より音形を把握させるため です。
この練習曲によって「音形」、つまりピアノ演奏や作曲、即興演奏をするための基本的な材料集めを行うことで、それらを実践の場で応用できるようになるとなかなか良い演奏家になれますよ、ということです。
応用する、というのは、他の実際の曲の中で似た音形が使われている箇所を見つけたり、または即興演奏の中に組み込んでみたりすることです。

このように、教則本は基礎や基本を確認するための方法であって、演奏に応用することを前提に使用するととても有意義ですが、実際に応用する機会がないと教則本だけ練習してもあまり上手にはなりません。

ただ、前述した項目でも述べた通り、クラシック音楽で即興演奏を聞くことは今ほとんどありません。特に、時代を超えて受け継がれてきた大事な楽譜に書いてあることは遵守して、全て楽譜通りに演奏しなければならない、という考えでピアノを教えている先生や演奏家も一定数います。

応用を前提にしないで教則本自体だけ練習したり、曲の基本的な構成要素はわからないけれどマスターするために練習する、というスタンスだと、同じ教則本を使って練習してもそこから受け取る印象やその効果はだいぶ変わってきそうですよね。

 

これからのピアノレッスンのキーワードは「共通項」

譜読みの上達はパターン把握

これまで、少し前までのピアノレッスンでは、「ひとつひとつの特定の曲を正確に演奏できるようになること」が主な目標になっていたこと、またそのために「練習曲をたくさんこなすこと」が必要だったことと、その理由について見てきました。

もちろんこれらは決して蔑ろにされるべきことではないし、当然ながらメリットもあります。

ただ、これからの時代のレッスンは、この「ひとつひとつの曲」をマスターすることにかけられていた熱意の比重が、徐々に「様々な曲を通して『音楽』そのものを学ぶ」ということへ移行していきます。

どういうことかというと、ある曲を上手に弾けるようになることだけに重点を置くのではなく、「音色」「リズム」「パターン」などのありとあらゆる楽曲に共通する「音楽の構造」「音楽を形づくる要素」の学を積み重ねながら、徐々に難しい曲に挑戦していきます。

このようなレッスン方法の重要性が今の音楽教育学によって提示され、その需要が世界的に高まっているのです。

このような学び方の良さは、「誰かに教えてもらわないとピアノが弾けない」ではなく、自分自身で考え、自分の力で音楽を楽しめる自発性と自立力を育むことにあります。実際には、色々な楽曲を聞いたり、弾いたり、歌ったり、比較したり、意見を交わしたり、自由演奏(即興演奏)したり、作曲したりといった多様な音楽体験から総合的にアプローチしながら育てていきます。

 

例えば、ニューイヤーコンサートで毎回演奏される、ヨハン・シュトラウスの有名な曲「美しき青きドナウ」を例に挙げてみましょう。

この曲を初めて紹介される時、従来のレッスンであれば、「この曲はヨハン・シュトラウスという有名な作曲家が作曲しました。ワルツの王と言われるほど沢山の舞曲を作曲した人で、この『美しき青きドナウ』もそのうちの一つです」
こんな紹介の仕方でしょうか。

今のレッスンだったら、「『美しき青きドナウ』はワルツというダンスの音楽です。あなたは他にもワルツを知っていますか?あなたが知っているそのワルツと、この『美しき青きドナウ』では、曲の雰囲気や速さ、リズムなど似ているところはありますか?また、3つの音を選んで、ワルツ(のメロディー)を自分で作ってみましょう」
こんな視点からスタートします。

このようなスタンスで音楽に接することで、3拍子のリズムや軽快な雰囲気を既存のレパートリーから受動的に学習するだけでなく、その意義や価値を知ることで「これは大事な拍だからはっきり弾こう」と自分で考えることができたり、「あの曲とこの曲は似ているから、ここももっと軽やかな感じになるかな」と自ら気づきを得たりしながら、音楽知識や音楽体験の点と点を線でつなぐことができるようになります。

 

まだ日本語ではそんなに数はないようですが、英語やドイツ語を中心に、自由演奏や即興演奏を始めとするアクティブラーニングを組み込み、自主性や気付きを促進するための自由度が高いピアノ教材もどんどん増えてきています。
例えば、私がオーストリア・ザルツブルクの音楽学校でピアノレッスンの教育実習をしたり、自分の生徒さんにピアノレッスンをしたりしている時からよく使用されていたピアノ教本のひとつは、日本でもおなじみの楽譜出版社ブライトコプフ/Breitkopf&HärtelのSplash!です(クリックするとブライトコプフHPの紹介ページに飛んで、ちょっとだけサンプルページが見られます)。

この本を含めたおすすめのピアノ教本やその使い方については、また別の記事でご紹介します。

 

また、オーストリアやドイツでは、少し前から、音楽大学の演奏学科を優秀な成績で卒業したとしても、音楽教育学科を卒業していない場合は音楽学校等の音楽専門機関で教師としてレッスンを行うことができないようになってきました。

音楽教育の専門家が音楽教育の現場を担うのは当然と言えば当然のことなので、これから先、このような変化の傾向はもっと強くなっていくことが予測されます。

 

総括: 自分で音楽を楽しめるようになることが大事

大人も子供も楽しいピアノレッスン

少し前のピアノレッスンの主流と、これからのピアノレッスンがどう変わっていくか、について見てきました。

前述したことを繰り返しますが、どちらが悪く、どちらが良い、ということを言いたいのではありません。

どちらの方法にも魅力と注意すべき点があり、また個人によって向き不向きがあります。

大事なのは、両方のやり方を知っていて、どちらが自分のやってみたいものかを考え、選ぶことができる、ということです。

色々なアプローチでピアノと、また音楽と向き合いながら、自分の力で素敵な発見ができるようになると良いですね!

 

 

当ピアノ教室【杉並ピアノサロン】にご興味がある方はこちら♪

音楽教育学とピアノレッスン

2021.6.6

【これだけは押さえましょう】ピアノが上達する人は絶対にやっている4つのこと

大人と子供のピアノ上達へのポイント

Youtubeピアニストに触発されて、自分もピアノを始めるぞ!と意気込んだは良いもののすぐにつまずきそう・・・

ピアノを始めて1年が経つのに、思い描いていたほど上達しない・・・

長年ピアノのレッスンに通ったりしながらピアノ練習を頑張っているのに、上達している手応えを感じられない・・・

 

ピアノを練習していると、思い通りに練習が進まなかったり成果が見えてこなかったりして、落ち込んだりイライラしたりすることはよくあります。毎日ピアノに向かって何週間も練習を続けても、なかなか進歩の兆しが見えないこともありますよね。

もちろん、万人に通用する100点満点の練習方法など存在しません。それでも、練習のポイントさえおさえれば、ピアノの上達を早めたり、上達を実感したりすることができます。

今回では、そんなピアノの上達の速度を上げる、また練習のモチベーションを維持するための5つの重要なポイントをご紹介します。
「もう嫌だ!」と全て放り投げる前に、これらのポイントを押さえた練習ができているのか、ぜひ一度自分の練習方法を見直してみてください。

 

練習する

ピアノ練習の量

あまりにも当たり前かもしれませんが、まずこれを上達への大前提として挙げます。

全ての勉強・スポーツ・語学・習い事と同じように、ピアノも一定以上の自主練習を重ねなければ身体や指は動きませんし、記憶も定着しませんので、上達することはあり得ません。

語学や音楽はただポッドキャストやテレビを聞き流すだけでは話せるようになったり演奏できるようになったりしませんし、スポーツも観戦しているだけでは自分もプレーできるようにはなりません。

ピアノ教室でレッスンを受けている時だけ楽器に触るのではピアノの上達はしませんし、スポーツクラブに行った時だけ運動するのでも運動神経は良くなりません。海外旅行に数日行ったからといって、せいぜい挨拶の言葉を覚えるくらいでその土地の言語を流暢に喋れるようにならないのと一緒です。

当たり前のことですが、一定量以上の自主的な練習を行うことは上達への大前提です。

 

練習計画に「スモールステップ」を取り入れる

大人も子供も有効なスモールステップ

ただ、一定量以上の練習を重ねる過程で、何らかの壁にぶつかって挫折したり、モチベーションを失ったりすることは、子供に限らず大人にもよくあることです。
例えば、ただ「今よりもっと上手にピアノが弾けるようになりたい」「あの人くらい素敵なピアノ演奏ができるようになりたい」などの漠然とした目標しか持っていないと、学習や練習を段階を追いながら進めることができず、目標達成までの道のりが果てしなく長いように感じてしまいます。

必要以上の挫折を感じたり、モチベーションを下げたりしてしまわないために、普段の練習や目標にスモールステップを導入することがおすすめです。

日本語に直訳すると「小さな階段」となるこのスモールステップは、アメリカの心理学者バラス・スキナー氏によって提唱された、目標を細分化して一つずつのステップを確実に達成することで、最終的な目標へと近付けるという、目標達成のための方法です。

元々は主に教育現場や心理手法の現場で使われていた手法ですが、この方法の導入によってモチベーションを維持したまま、大きな目標の達成確率を上げることが可能になるという効果が認められ、現在では人材開発・ビジネス・スポーツなどの幅広い分野で活用されています。

 

人間の脳がやる気を出すためには、「報酬系」という脳の回路を満足させる必要があります。そのためには、報酬という名のとおり「ご褒美」が必要で、基本的には以下の2つがこの「ご褒美」にあたります。

  1. 達成できそうな課題に取り組むこと
  2. 課題を達成したという成功体験を得ること

スモールステップでは、この2つの「ご褒美」システムを的確に刺激して「報酬系」を満たしてくれます。これにより、とても効果的にやる気やモチベーションを持続させてくれるのです。

 

これを達成したい!という目標までの道のりを、1ステップにつき5分〜30分程度でこなせるようなスモールステップに細分化してみましょう。
ピアノの練習に置き換えると、例えば、「今度の発表会で上手に弾きたい」を目標にした場合、「今日はこの2小節をメトロノームに合わせて弾けるようにする」「この週末で、この1フレーズを3回連続で正確に弾けるようにする」「今日の練習では、これまでバラバラに練習してきた2つのフレーズを繋げて弾けるようにする」などでしょうか。

それぞれの年齢とレベル、日常生活におけるピアノ練習の優先順位に合わせて、いつもの練習にスモールステップのエッセンスを取り入れてみてください。

 

録音/録画する

ピアノの上達に録画録音が有効

「百聞は一見にしかず」「人の振り見て我が振り直せ」と古くからのことわざにもあるように、実際に見たり聞いたりした経験から学ぶものは多いです。
それと同じで、自分の演奏を客観的に聴いたり見たりすることから得る学びは非常に大きく、練習効果も抜群に高いです。

練習中に十分自分の演奏に耳を澄ませている、と思っていても、主観的に聞こえるものと客観的に聞こえてくるものは違います。
もしくは、練習に熱中しすぎて、実は気づかないところで変な癖がついているかもしれません。

一度冷静になって自分の練習や演奏を見直す方法として、録音/録画することをお勧めします。

また、これは前項の「練習計画にスモールステップを取り入れる」とも繋げることができます。
例えば、「●月○日までに動画を撮ってみる」というスモールステップを組んだら、それまでにどのような練習を重ねると良いのか、練習計画を立てることもできますね。
「『△×(曲のタイトル)弾いてみた』動画をSNSに投稿する」という目標でも良いかもしれません。

 

なによりもこの練習方法の成果として大きいのは、自分で気づきを得られることです。

いくら本を読んだり、レッスンを受けたりして、知識やアドバイスを得ても、それらをインプットしただけでは、レベルアップするにはまだ足りません。それらがまだ借り物の状態で、本当に自分のものになったわけではないからです。

ピアノを上達するには、この受動的な学習姿勢から抜け出して、自ら意識的に注意を向けたり、気付きを得たりするプロセスがとても重要です。

自分の演奏を録音したり録画したりすることで、理想と現実のギャップに気付いたり、何が足りないのかについて自ら考えることは、上達への大きな一歩になります。

 

レッスン後すぐに復習する

「一日どのくらい練習したら上達するのか」

頻繁に受ける質問ですが、どのくらい練習するか、と同じくらい、いつ練習するか、にも着目してみてください。

人が何かを学んだ時、20分後には42%忘れ、1時間後には56%、1日後には67%2日後には72%忘れるといいます(エビングハウスの忘却曲線)。

このエビングハウスの「忘却曲線」に出てくる数値自体はあくまでも参考ですが、年齢に関係なく学んだ直後から物忘れは始まりますし、最初は一気に忘れて、次第にゆっくりと忘れるようになります。

せっかく頑張ってレッスンを受けて、色々なアドバイスをもらっても、その内容を忘れてしまってはなかなか上達につながりません。
レッスンで得た発見や学びをお子様の上達に、ひいては達成感や自信に繋がりやすくするために、復習はなるべく早い段階で行いましょう。

どうしても時間の関係でその日中に復習できない場合は、講師側に了承を得た上で、レッスン内容を録音・録画しておくのも有効な方法です。

 

総括: 工夫しながら、質の高い練習時間を過ごそう

大人も子供も楽しくピアノ上達

最初に記述したように、一定量以上の自主的な練習を行うことは上達への大前提です。

ただし、どれほど練習を行うかは、それぞれの年齢とレベル、日常生活の中でピアノが占める優先順位、またその時の諸事情に大きく左右されます。

どれくらい練習したか、という練習量だけに着目するのではなく、色々な工夫をしながら、質の高い練習時間を過ごしましょう。

また、ピアノは、コツコツと継続して練習を積み重ねていくことも必須ですし、同時に練習やレッスンを受けている今この瞬間を思いきり楽しみながらピアノに向かうこともとても大事です。
周囲と比較しすぎず、焦りすぎずに、今できることややってみたいことを楽しみながら挑戦できると良いですね。

 

当教室 [杉並ピアノサロン]ではこんなレッスンをしています!詳しくはこちら♪

ピアノの練習方法

2021.6.4

オンラインでピアノレッスンを受けるためには何が必要 ? まずはこれを揃えましょう(第2回)

前回の記事で、ピアノのオンラインレッスンとはどんなものか、またオンラインレッスンならではの魅力や気をつけたい点についてご紹介しました。
(→第1回: ピアノのオンラインレッスンってどんなもの?ピアノレッスンをオンラインにするメリットと注意点 )

今回は、ピアノのオンラインレッスンに必要なツールと、より快適にオンラインレッスンを受けることができて、さらに学習パフォーマンスを上げるグッズをご紹介します。

オンラインレッスンで使う通信アプリ(インターネット通話サービス)

前回の記事で、オンラインレッスンを受けるためには通信アプリをダウンロードする必要があることと、通信アプリの代表例についてざっとご紹介しました。

今回の記事では、それぞれのアプリによって対応する機器の種類や共有機能がどのように違うのかまとめました。

 

LINE

オンラインレッスン用LINE

LINEは、なんといっても日常的に利用されている方の数が他のツールと比べて群を抜いて多いため、オンラインレッスンまでに漕ぎ着けるハードルが最も低いです。
アカウントを持っていないと使用できませんが、すでに利用している方は新たなインストールやアカウント作成が不要なので、とにかく気軽にオンラインレッスンを始めることができます。

アプリはPC版もありますが、一般的なのはスマートフォン版またはタブレット版です。
スマートフォンまたはタブレット端末を使用される場合がほとんどなので、画面が小さくても集中力が持続する方、移動先でも気軽にオンラインレッスンを受けたい方に向いています。

使用する通信量が少ないので、安定して通話できるところも魅力です(ただし音質は通信量に比例するので高くありません)。

また、リアルタイムで通話を行いながら受けるタイプのオンラインレッスンだけではなく、演奏動画やアドバイス動画を交換し合うこともできます。

 

Skype

オンラインレッスン用Skype

Skypeは、PC・スマートフォン・タブレット (AndroidとiOSの両方)など、使用する端末を選ばずに幅広く使用できるビデオ通話アプリです。
古参の通話アプリとして他のアプリが普及する前からその知名度は高く、特にLINE世代以前からインターネット通話サービスを使用していらっしゃる場合はすでにアカウントをお持ちの方も少なくないと思います。
後述するZOOMと違うのは、自分のアカウントを持っていないと使用できない、という点です。まずはアカウントを作成する必要があります。その後、ユーザー名などからお互いに「友達」に追加して、承認されたらオンラインレッスンを始めることができます。

ただ、アカウントを持っているからこそのメリットもあります。それは、オフラインでも楽譜やレッスンに必要な参考資料を交換することができることです。Skypeにはチャット機能やファイル送信機能があるので、メールアドレスや他の連絡先をシェアしなくても、レッスンに関するコミュニケーションツールをSkypeに一元化できるため、情報が整理しやすいです。

また、データ通信量が多いので、使用前提として安定した高速のインターネット回線に接続していることが条件です。

レッスンを始める際は、ユーザー名などからお互いを友人に追加し、承認されたらレッスンを開始する形となります。

 

ZOOM

オンラインレッスン用ZOOM

当教室ではこのZOOMを主に利用したオンラインレッスンを行っています。
比較的新しいツールですが、学校の教育現場や会社のミーティング、語学レッスンなどでも幅広く使用されているため、10代〜50代の方を中心に使用されたことがある方も多いのではないでしょうか。

このツールは、講師側がZOOMで「ミーティングルーム」と呼ばれる共有URLを生徒に送信して、生徒側はそこからアプリをインストールするだけなので、気軽に始めやすいです。

「ホワイトボード」と呼ばれる画面を共有して、講師側と生徒側の双方から同じ画面に色々書き込んだり資料を見せあったりすることもできます。

ただし、Skypeはオフラインでも楽譜や画像などのデータが送ることができますが、ZOOMでもこの機能を使うためには少し設定が必要です。ざっくり言えば、ZOOM上で「連絡先(アカウント情報)を交換」すれば、ミィーティング/オンラインレッスンの時間内以外にもメッセージやファイルを交換することができます。

また、1対1で通話を行う場合は時間の制限なく無料で通話できますが、グループミーティングを行う場合は40分までという制限がかかります(有料プランでは制限が無くなります) 。

かつてはセキュリティの脆弱性が懸念されたこともあるZOOMですが、現在ではかなり安全面における改良が進みました。Facebookアカウントとの紐づけを廃止して個人情報が流出しないようにしたり、さらにミーティングの参加者を許可制にしてパスワードを二重に設置したりに段階認証を行うことでセキュリティーを強化しています。

 

Facetime

オンラインレッスン用FaceTime

FaceTimeは、iPhoneやiPadなどのiOS搭載端末、MacBookやiMacに標準搭載されているビデオ通話アプリです。
万が一オンラインレッスン時間をうっかり忘れていたとしても、電話のように呼び出しができるので、気づいたらオンラインレッスンをすっぽかしていた、ということを防げます。
ただしその機能は比較的限られており、例えば画面共有はMac同士なら可能ですが、片方がiPhoneやiPadだと画面共有はできません。
このアプリ自体の使用も、Apple製品ユーザー同士に限られています。

 

GoogleMeeting/Duo

オンラインレッスン用GoogleMeeting

GoogleMeetは、Googleアカウントを持っている方なら誰でも利用できるビデオ通話(会議)ツールです。
このアプリは、パソコン、スマートフォン、タブレットなどすべての端末から利用できる上、パソコンを使用する場合に限りWeb上から利用できるので専用アプリをダウンロードする必要はありません。

また、安全性に対する信頼も高く、ZOOMと同じように「画面共有」機能を使うこともできます。

無料で使用できるのは60分までで、有料版ではその制限が無くなります(2021年6月末までは無料版でも時間無制限で使用できるキャンペーンを行っているようです)。

 

オンラインレッスンを快適にするグッズ

オンラインレッスンは、インターネット環境があって、且つ、ご自宅や音楽スタジオなどピアノを演奏することができる場所であれば、場所を問わずに受講することが出来ます。

さらに、下記のようなグッズを使うとオンラインレッスンをより快適に受けることができます。

スマホ/タブレット/パソコンスタンド

画面の角度調整がしやすくなり、映像の撮影しやすさや画面の見やすさが格段にアップします。300円均一などで販売されているリーズナブルなものから5000円程度のものまで様々です。

マイク/外部スピーカー

外付けのマイクやスピーカーを使うことで、高音質で臨場感のあるオンラインレッスンを受けることができます。大変高価なものもありますが、4000円程度の手に入れやすいものもあります。

イヤホン

周囲の生活音に邪魔されることなく、集中してオンラインレッスンに取り組むことができます。耳を覆ったり、耳の中に直接イヤホンを入れるのを避けたい方には、骨伝導タイプのイヤホンもお勧めです。

タブレット用のペン

Apple pencilに対応する端末をご使用でしたら、楽譜や共有画面への書き込みがしやすくなります。

有線LAN(+専用アダプタ)

もしご家庭内でルーターをお使いになっていたり、お部屋に有線LANポートがあるようでしたら、ルーターと端末に有線LANを繋げることを強くお勧めします。ほとんどの映像や音声の乱れを防ぐので、安定して高音質と高画質のオンラインレッスンを受けることができます。メーカーや製造年、ケーブルの長さなどによりますが、ほとんどの価格は500円〜1500円前後です。
また、ランポートが無いノートパソコンやタブレット・スマートフォンにも、専用アダプタを繋げれば有線接続することができます。これもタイプによって価格は異なりますが、800円程度から入手可能です。端末によって使用できるアダプタの種類が異なるので、ご使用中の端末に対応する専用アダプタはどれなのか、事前に確認してください。

 

総括: どんなオンラインレッスンが自分に合うのか考えて、どんな準備をするか決めましょう

ピアノ+インターネット環境とそれを使える端末+ピアノを演奏することができる場所(ご自宅か音楽スタジオ)が揃えば、すぐにピアノのオンラインレッスンを始めることができます。

さらに、少し工夫を加えると、ピアノのオンラインレッスンをさらに快適に受けることができます。

大前提として、オンラインレッスンの質や学習パフォーマンスの程度は、講師側・生徒側両方の「通信速度」「機器の種類」「外付けマイクヘッドフォン・スピーカーの使用有無」などの使用環境によって、また生徒側の「年齢」「進度」「レッスンの目的」「優先順位」によっても異なります。
どんなツールやグッズがご自身に合っているのか、是非イメージしながら、また実際にオンラインレッスンを体験しながら探してみてください。

 

 

次回の記事では、ピアノのオンラインレッスンを受ける際、スマートフォンやタブレット・パソコンなどの端末をどこに設置すると良いのかなど、オンラインレッスンの事前準備についてご紹介します。

 

当教室のオンラインレッスンについてはこちら

次回の記事: タブレットやパソコンはピアノの近くのどこに設置するのが良い?オンラインレッスンの事前準備 (第3回)

オンラインレッスン

2021.6.3

オンラインレッスンってどんなもの?オンラインレッスンのメリットと注意点 (第1回)

2020年に新型コロナウイルス感染症が拡大したことがきっかけとなり、感染症拡大防止策としてオンラインレッスンがにわかに注目を集めました。

今後ワクチン接種が進むにつれて感染拡大は落ち着く見込みですが、5Gの導入によって私たちの日常生活のほとんどがインターネットに繋がるようになることを考えると、オンラインレッスンは今後ますます注目されていくでしょう。

今回は、ピアノレッスンをオンラインで受けることのメリットと気をつけるべき点について考えます。

この二つの点を考えるために、まずはピアノのオンラインレッスンがどのように行われているのかについて把握しましょう。

 

ピアノのオンラインレッスンってどんなもの?

大人も子供もできるオンラインピアノレッスン

そもそもオンラインレッスンとは何か

オンラインレッスンとは、インターネットを使用して、講師と生徒が直接対面せずに遠隔で行われるレッスンのことです。ピアノのオンラインレッスンの場合は大体下記のような3パターンで行われます。

 

(1)リアルタイムのビデオ通話によって、講師と生徒が直接やりとりをしながらレッスンが行われる「同期」パターン

(2)Youtubeやその他の動画配信サービスで配信される解説動画を見ながら受講する「非同期」パターン(生徒と講師間で直接やりとりは基本的にしない)

(3)生徒が自身の演奏を録画/録音して講師へ事前に送り、リアルタイムの通話または動画によってアドバイスを受ける「同期・非同期」ミックスパターン

 

オンラインレッスンは、インターネット環境があって、且つ、ご自宅や音楽スタジオなどピアノを演奏することができる場所であれば、場所を問わずに受講することが出来ます。

 

よく使用される通信アプリについて

LINE・Skype・ZOOM・Facetime・Youtube限定公開・GoogleMeet/Duoなど様々なアプリがあります。
それぞれのアプリによって、対応する機器の種類や共有機能が違います。詳しくは次回の記事でご紹介します。
当教室では主にZOOMまたはYoutube限定公開を利用しています。

 

タブレットやパソコンが無いとできないのか

大人と子供のオンラインピアノレッスンに必要なもの

上記のアプリをインストールすれば、パソコンタブレットスマートフォンのいずれでもオンラインレッスンを受けることができます。
ただし、それぞれの端末のタイプによって、画面の大きさ(見やすさ)、音質(聞こえやすさ)、画面分割などの使える機能などがそれぞれ異なります。
例えば、小さなお子様や近視の方にとっては、小さい画面よりも大きな画面の方がずっと集中しやすいです。
移動が多い方にとっては、タブレットやスマートフォンの方が持ち歩きやすく、より気軽にオンラインレッスンを受けることができるかもしれません。
おすすめの端末タイプは年齢や環境によって個人差があるので、どの端末だとより快適な学習環境が整うのか、イメージをしてからご自分やお子様に合うものを選択すると良いと思います。

また、スマートフォンとタブレットなど複数の端末を同時に使うことで、さらに快適にオンラインレッスンを受けることもできます。これについても、詳しくは次回以降の記事でご紹介します。

 

必要な費用について

上記に挙げたアプリ(LINE・Skype・ZOOM・Facetime・Youtube限定公開・GoogleMeet/Duo)は全て無料でインストールできます。また、基本機能の大半は無料プランで使えます。
ピアノがご自宅に無い方は、演奏可能なスタジオを借りる必要があります。ピアノスタジオ・ノアなど、時間単位で借りられるレンタルピアノスタジオでは、ピアノのタイプや予約日時、部屋の大きさによって大きく異なりますが、1時間あたり大体1000円弱〜4000円前後でピアノ付きの防音スタジオを一部屋借りることができます。

オンラインレッスンに必要な最低限の設備は以上です。

次回以降のブログ記事では、ピアノのオンラインレッスンをさらに快適に受けることのできるグッズをご紹介します。

 

オンラインレッスンのメリットは?

ここまで、ピアノのオンラインレッスンとはどんなものか、また何を使って行うのかについて確認してきました。
ここからは、 オンラインレッスンならではのメリットを考えていきます。

 

感染症のリスク対策になる

新型コロナウイルス予防対策

オンラインレッスンの最大のメリットのひとつは、感染症を移したり移されたりする心配を一切することなくレッスンを受講することが出来る点です。
特にコロナ禍の現在は、オンラインレッスンによって確実に感染症のリスクを防ぐことのできるという点は大きなメリットになります。

 

遠方からでも受講できる

当教室のオンラインレッスンを受講されている方の中には、九州や北海道、また海外に住んでいらっしゃる方もいらっしゃいます。
また、お仕事の関係で頻繁に引っ越しをされる方も継続してレッスンを受講されています。
このように、お住まいの地域にかかわらず受講出来るのは、オンラインレッスンにおける最高のメリットの一つです。

 

時間の有効活用ができる

大人にとってのオンラインレッスンのメリット

勤務先や学校、ご自宅などから教室へ通う時間が節約できるのは大きな魅力です。
お子様を外のお教室へ1人で向かわせるのは心配だけれどお仕事等で送り迎えの時間が取れない、体調の都合やお子様が小さいのでお教室に通うことはできないけれどピアノレッスンを受けてみたい、という方にとって、オンラインレッスンはメリットになります。
また、ご多忙で、より柔軟に時間を決めてレッスンを受講したい方にとっては、オンラインレッスンの方が対面レッスンより向いているかもしれません。

 

休会や退会をせずに受講しやすい

「遠方からでも受講できる」という項目でも触れましたが、当教室の生徒さんの中には、お仕事の関係で頻繁に引っ越しをされながら継続してオンラインレッスンを受講されている方もいらっしゃいます。
ご妊娠や病気・ケガの療養、赴任などの事情によって、長期に渡りお教室に通えなくなることもありますが、そういった時も、オンラインレッスンでしたら、ご自宅などでご自分のペースでレッスンを引き続き受講しやすいというメリットがあります。

 

「場所見知り」をせずリラックスして臨める

オンラインレッスンなら慣れた場所で受講できる

お教室でレッスンを受けるとき、いつもと違うプレッシャーを感じるという声はよく耳にします。
特に小さなお子様の場合、 定期的に通う場所であっても、不慣れな場所に対して不安を感じる「場所見知り」をされることも 少なくありません。
その点、オンラインレッスンは、最も慣れていてリラックスできるご自宅でレッスンを受講することができるため、 場所による緊張をせずにレッスンを受講できます。

 

ピアノレッスンをオンラインで受ける時に気をつけること

ここまで、対面レッスンにはないオンラインレッスンならではのメリットを挙げてきました。
ただし、オンラインレッスンには少なからず注意点が存在します。そのほとんどは、ビデオ通話アプリの設定の仕方や技術水準、通信環境、物理的な事前準備の仕方に関するものです。

 

通信環境を整える

オンラインレッスンに必要なこと

インターネットを使って音声や映像のデータのやりとりをしているため、オンラインレッスンの質=画質や音質が通信環境に大きく左右されます。
通信スピードが高速で且つ安定していれば、 息遣いが伝わり、円滑にコミュニケーションを取ることができ、オンラインレッスンの学習パフォーマンスが大幅にアップします。
逆に、 通信スピードが遅く不安定であれば、映像や音声が途切れがちになったり、映像と音声がずれたりします。
無線(Wi-Fi)をお使いの場合は、有線よりも通信が不安定になりやすいため、電子レンジを使用しないこと(電磁波の影響で、回線が切れてしまいます)、 ご家族と同居されている場合はレッスン中に同じWi-Fiのご使用をお控え頂くことをお勧めします。
可能な場合は、有線LANをご使用になることを強くお勧めします。Wi-Fiと比べると、周囲の環境にほとんど左右されず、安定して高音質と高画質のオンラインレッスンを受けることができます。

オンラインレッスンを快適に利用するには、上りと下りの両方それぞれで通信速度が10Mbps以上は絶対に必要です。できれば20〜30Mbpsほどは確保したいところです。
お使いになっているインターネットの通信速度を計測して、参考にしてください。通信速度はこちらから測ることができます。

 

アプリの設定や端末の設置の仕方を事前に確認する

大人がするべきオンラインレッスンの環境作り

スマートフォンやタブレット、パソコンまたはその周辺機器を普段から使っている方は別ですが、そうでない方にとっては、

「ピアノのオンラインレッスンを受講するにはどんなアイテムが必要なの?」
「アプリの設定ってどうすれば良いの?」
「カメラはどこに置くの?」

といった疑問やお悩みが尽きないのではないでしょうか。アプリの種類も様々で、使い方や設定の仕方もそれぞれなので、オンラインレッスンに漕ぎ着けるまでのハードルが高いのは難点です。

ピアノのオンラインレッスンで必ず押さえるべき点は、しっかり表情が映ること(できれば手元も)と、弱音にもマイクが反応する設定になっていることです。

オンラインレッスンでは、画面の範囲(写る範囲)が限られるため、表情や質問したい部分がしっかり写せているかどうか、よく確認する必要があります。
また、ビデオ通話サービスは会議や通話を目的にしていることが多いため、弱音を背景の雑音としてカットしてしまう場合があります。ピアノのオンラインレッスンでは、この機能をオフにする必要があります。

実際にオンラインレッスンが始まる前に、この二点は必ず確認してください。

 

音楽を演奏できる環境を整える

大人がするべきオンラインレッスンの環境作り

ピアノのオンラインレッスンを受けるためには、ピアノという楽器と演奏できる環境を整える必要があります。
また、オンラインレッスン中はレッスンに集中できるように、 ご家族と同居されている場合は、レッスン中に同じ部屋の中で他の音を出したり電話をしたりするのは控えていただきましょう。

 

総括: オンラインレッスンをお稽古の選択肢に入れることをお勧めします

現時点で、様々な分野のお教室では、対面レッスンとオンラインレッスンの両方が取り入れられています。

これから5Gが導入されてより高速で大容量の通信が可能になること、コロナ禍は短期で解決する見込みが極めて低いことを踏まえると、ピアノを習いたい方は現実的な選択肢としてオンラインレッスンを選択肢に入れることをお勧めします。

「新しい生活様式」の中でのオンラインレッスンは、まだまだ新しいことが多くて創意工夫も必要ですが、ピアノの練習も続けられてモチベーションも維持できるので、ストレス解消や日々の良い気分転換になりますよ!

 

当教室のオンラインレッスンについてはこちら

次回の記事: オンラインでピアノレッスンを受けるためには何が必要 ? まずはこれを揃えましょう (第2回)

オンラインレッスン

2021.6.2

ピアノのオンラインレッスンについて解説! メリットと導入の際の注意点から利用のための準備まで

大人も子供もできるオンラインピアノレッスン

近年、学習スタイルや教材にもデジタル技術を活用する新しい分野「EdTech(エドテック)」が注目されています。

EdTechとは、Education(教育)とTechnology(テクノロジー)を合わせた造語で、教育領域にイノベーションを起こす仕組みのことです。代表的な例として、オンライン英会話やオンライン授業、スタディサプリをはじめとしたオンライン学習教材などを挙げることができます。
当教室【杉並ピアノサロン】でも行っているピアノのオンラインレッスンもそのうちの一つです。→当教室のオンラインレッスンにご興味のある方はこちら♪

 

特に2020年に感染症の拡大がきっかけとなり、生徒や学生たちの学ぶ環境を失わないために、世界中のあらゆる教育機関でオンライン授業の導入が爆発的に増加しました。

感染拡大が落ち着いた後も、これから5Gの時代に突入して社会の在り方がガラッと変わることが予想されるので、ピアノのオンラインレッスンは今後ますます注目されていくでしょう。

次回記事から、さまざまな観点から需要の高いオンラインレッスンの概要やメリット・デメリットを整理するとともに、その活用例や、利用のための準備についてシリーズでご紹介します。

 

 

 

オンラインレッスン

2021.6.1

ピアノ教室【杉並ピアノサロン】のホームページを開設しました

荻窪のピアノ教室なら子供も大人もレッスン可能な杉並ピアノサロン

こんにちは!

杉並ピアノサロンのホームページを開設しました。
杉並ピアノサロンは、JR/東京メトロ荻窪駅徒歩13分/バス停「八丁」付近にあるピアノ教室です。
また、 教室での対面レッスンだけでなく、海外にお住まいの方やお教室にいらっしゃることができない方のためにオンラインレッスンも行っており、 多くの方々にご好評をいただいております。

 

ブログもこれから随時更新していく予定ですので、どうぞよろしくお願い致します♪

ご質問やお問い合わせは、 当該ホームページのお問い合わせフォームよりお送りください。

 

未分類

2021.5.31

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